ドロップキック

昨日は楽しいバーベキューをしました。

穏やかな風が流れて
少人数で美味しいものをもぐもぐ食べる

空も一面真っ白でちょっと青さが滲んでる。そんなまぁまぁバーベキュー日和でした。


じつは三日前も僕バーベキューにいってきたんです。たぶんGW過ぎたら忙しくなるのでいまのうちにと...

三日前のバーベキューはどうだったかというと...もう最悪...最悪です...
僕にとって一年間は脳裏に焼き付いてしまうそんなトラウマバーベキューでした...

まず事前準備でぼくたち準備組はドン・キホーテに6人で買い出しにいきました。

僕たちはかなり楽しみにしてたのでテンションも高く、お酒を買うどころかウキウキし過ぎてついでにサンダルや甚平、僕に至っては浮かれてバンダナやトイストーリーのバズみたいなメガネも買ってしまいました。まぁ当日誰も笑ってくれなくて信じられないくらい滑ったんですけどね。ここらへんの僕のセンスのなさは触れるのも鬼門ですからこのへんにしときます。

そして買い出しも終わり友達の家にいってバーベキューに備えぐっすりと寝る予定...でしたが、H君のイビキで一時間しか寝れませんでした。
今思えばこれはひとつの前振りでした。

 早起きしたので場所も日陰でいいかんじ。バーベキューノウハウゼロの幹事D君主催の総勢50人くらいの危険なバーベキューが開催されました。

9年ぶりに再会した友人もいれば、全く知らない人もいました。
新しい出会いの中みんなが徐々に仲良くなっていきます。

ゴールデンウィークなのか2年くらいあっていない旧友Rにもばったり遭遇しました。
仕事先の人たちと一緒にきていたようでした。

R君に近寄って挨拶しようとすると、「おめーあのメールなんだよ(笑)」と、ひっぱたかれます
2年ももう会ってないのでまぁいつか遊ぼうねみたいなメールはしてたんですよね。返信はなかったんですが。
昔のじゃれあいかなと思ったし、結構強く叩かれていらっとしたので僕も「あのメールなんだよってなんだよ(笑)」と、叩き返します。
高校時代にはよくこういうやりとりをしてました。

そしたら彼は今度は「あのメールはなんなんだよ!!!」と勢いよく僕ののどもとを掴んできました。
最初1秒はただの勢いかと思ってたら継続的に掴み続けられたので
(あ、あれ、もしかしてマジギレしてるか?これ?やべぇな。)
と思ったところで周りの友人が助けにきてくれます。

(ちらっとまわりの女の子をみるとそろってぼくら両者にドン引きしてました。
せっかく地元ギャルと仲良くなれる機会だったのに・・・完全におじゃんです・・・これ以上は彼女に怒られるのでやめます・・・)

僕は結構な剣幕であのメールなんだよと言われたので他になんか失礼なメール送ったっけ?と思ったので
みんなが取り押さえてくれる間にiPhoneでメールチェックしてました。
しかし彼に送ったメールはこんど遊ぼうぜしかなかったから。やっぱりわからない。
というよりもしかしてこのメールに対して怒ってるかも・・・と思ったがそれは全然沸点としては考えにくいのでやっぱりわからない。

とりあえず他の一般人の人とかもみてて、これは一大イベントになりつつあると思ったので
さっきまで取り抑えをやっててくれたS君に僕は「たぶんあいつは俺目当てだから、俺ここから離れるわ」
と言い残して遠くへいきます。
一対一で話し合いできたらいいけどできなかったらぼっこぼこだろうなーとか思いながら歩いてると後ろからR君が後ろ首を掴んできました。
ぼくらのグループを背後に俺に対して横になるように彼は僕に話しかけます。
「あのメールはなんだ?あ?」
「あのメールって何?いつ俺が送ったメールに対して言ってるの?」
「あのメールはなんだっていってんだよ」

どうやら話は通じそうにない。

(さ、酒くさい・・・これは酒乱かw?明日仕事いけるかなw?)
とかもう諦めモードのなかで後ろから足音が聞こえます。

いざという時大体おいしいところを持って行く奴っていますよね。
いつもいつもそれが幹事のD君なんです。その日も彼はやってくれました。

彼はこの状況を打破すべくうしろからすごい勢いで走り込んでドロップキックをかましたのです!!





















そう、俺に。

iPhoneと一緒に数メートル吹っ飛ぶ俺。


(え、えええ!?な、なんでおれ!?)

子犬のような顔をしながら振り向くと、そこには悪魔が微笑みをたたえていた・・・
その隙をついて、イビキで前科のあるH君がR君を押さえ込みます。H君チャラどころかおつりがでる働き。

R君はR君で「今(俺にドロップキック)やったのだれだぁ!?」とキレます。味方なのか敵なのか。
D君はD君でH君がR君に殴られながら押さえ込む様子をニヤニヤしながらみつめてます。

続々と俺の仲間が5、6人かけつけてR君を押さえ込み、
その間にR君グループの人たちも駆けつけて、ようやく騒動は落ち着きました。

そのあと飲み会があったのだけれど、飲みの途中によだれたらしながら寝てしまったので途中で帰りました。

家に帰ってやっと落ち着けるかと思い、マックをつけてiPhoneを同期させようとしたとき、精神的苦痛が僕を襲いました









ひ、ひびが・・・

間違いない・・・ドロップキックだ・・・あのときは気づかなかったが・・・



これで僕のソフマップで買い取ってもらって一万円現金化計画は頓挫したことになる。
本来であればD君に損害賠償と精神的慰謝料を請求したいところであるが今回は見送る。感謝したまえ。

一応、D君の名誉のために補足を言うと
僕たちのグループは押さえ込みはしても誰も拳を振るうことはなかった。
だからあのドロップキックはその場で話を大げさにしないためにも、
俺とD君との信頼関係の観点からみても、
後の笑い話に変えてしまうためにも適切な判断だった・・・はず・・・だよね?

R君とはシラフの時に仲直りしたいなとは思いますね。

帰りはなんかずっとこれ聴いてましたね。
彼はヒップホップが好きなのでこういうのは聴かないのだろうけど

歌詞